ペーパータワー
LHR 授業案
単元「ペーパータワー」
本時の目標: 協力することの大切さと、素敵なチームとは何かを考える
・比較的初めの頃のLHRで行う内容です。週に1回、LHRというクラスだけの時間があります。球技大会や修学旅行、文化祭の前はそれらの話し合いが行われますが、特に何もないときは何をしようか迷ってしまうもの。この1時間を、クラスの雰囲気を明るく、相互理解を深める時間にしたい。
【用意するもの】 ・タイマー
・A4(B5)用紙 25~40枚
・メジャー
|
【ルール】 1.各班(3~4人)、紙を使ってタワーを作ります。 2.紙は折る、曲げる、切るなど、どんな方法を使ってもOK。
3.使う道具は渡された25~40枚の紙のみです。はさみや鉛筆などの使用はダメ。
4.制限時間は10分。その前に作戦タイムが3分。 作戦タイム中は、紙を1枚だけ手に取っていろいろと試してもOK。
5.時間がきたらタワーから手を放します。10秒自立していればOK。 その後メジャーで計り、一番高く積み上げたチームが勝ちです。 |
・ルールを口頭で説明します。ゲームとなると高校生でもやる気まんまん。作戦タイムをはさみ、本番が始まると、あーでもないこーでもないと悪戦苦闘しながら紙を変形させて積み上げていきます。
・1回戦が終わったら、2回戦に向けての反省タイムを取ります。
・2回戦も同様に行います。
・ほとんどのグループが机の上でタワーを組み立てますが、たまに床で組み立てるグループもあっておもしろいです。他の班を偵察してマネをするグループもあります。ルールにはダメとは書いていないので(笑) まずは自分たちでやってみますが、どうしても難しければ他のグループを参考にしているようでした。いきなりマネするのは、プライドが許さないのでしょう(笑)
・2回戦が終わったら振り返り用紙を配り、記入します。
振り返りシート
自分の役割は何だったか?
|
メンバーの役割は何だったか?(〇〇さん…□□をする)
|
気づいたこと・反省・次はこうする!など
|
素敵なチーム(の条件)とは
|
・協力するためには役割が必要。役割は自分で探すことも大切ですし、探すことが苦手な子には、メンバーが役割を割り振ってあげることも必要。
このゲーム内での自分の役割を振り返って、何が出来ていて、何が足りなかったのかを考えてみる。そして“次の一手”を考えていきます。
・クラスでは協力して行うことが何かと多いです。誰かに任せっきりではなく、自分も参加している自覚を持ってもらいたいと思っています。
・各自が記入した振り返りシートはグループ内で共有してもらい、最後に回収します。
・振り返りシートの内容は記入できる範囲で、学級通信に記載し配布します。
・最初に「協力すること」が大きな目標だと伝えておくことが大切だと思います。目的がわからないままゲームをしたら、「楽しかった」「紙の無駄」という感想で終わりかねないからです。
・グループのメンバーが同じベクトルを向いて活動できるので、笑顔で取り組んでいました。ゲームが終わった後も、全体的にワイワイと明るい雰囲気になっていました。