高地に生きる人々
「高地に生きる人々」
地域や気候の特徴の暗記になりがちなので、ミニゲームを通して楽しく学びたい。
ミニゲーム「高地に生きる人々カードゲーム」
事前準備がかなり大変ですが、その分、授業は盛り上がります。
■ルール
・3~4人グループ
・カードは全部で28枚
・問題は全部で11問
・問題の答えとして、最もふさわしいカードを選び、解答欄に置く。
・カードを選ぶときは、なぜこのカードを選んだのか、「根拠」を持って選ぶよう指示。
問題はこちら。
①標高4000m以上の高地に生息する植物は?
②高地では、昼夜の温度差が大きい。なぜ?
④なぜ③でそのカードを選んだ?
⑤中央アンデス高地で放牧されている、運搬用の動物は?
⑥中央アンデス高地で放牧されている、毛を利用するために飼育されている動物は?
⑦近年、中央アンデス高地では、運搬用の動物を利用することが少なくなってきた。
その理由は?
⑧近年。高地で連絡を取り合うために利用されているのは?
⑨標高4000m以下の高地で、主食として栽培されている作物は?
⑩高地に暮らす人々の家はどれ?
⑪近年、中央アンデス高地では、古くから話されてきた言語を話す人が少なくなってきている。その理由は?
カードはこちら。
・バナナの木
・iPad
・トラック :⑦の答え
・苔 :①の答え
・インドの衣装(サリー)
・アルパカ :⑥の答え
・高速道路 :⑦の答え
・スコットランドの衣装(キルト)
・じゃがいも :⑨の答え
・トナカイ
・携帯電話 :⑧の答え
・稲
・飛行機
・固定電話
・リンゴの木
・漁船
・テレビ :⑪の答え
・モーターボート
・石造りの家 :⑩の答え
・リャマ :⑤の答え
・ポンチョ :②の答え
・高床式の木造りの家
・自転車
・韓国の衣装(チマ・チョゴリ)
・学校の授業風景 :⑪の答え
・ログハウス
・トウモロコシ :⑨の答え
①では、高地では背の高い植物が育ちにくいことに気づかせる。
②はやや難しいですが、そういう問題がある方が協働学習になります。
③・④で、昼夜の気温差があるので、パッと着脱ができる衣装を選べると〇
⑦はトラックの利用、高速道路の建設が、リャマの利用減につながることに気づかせたい。
⑧は携帯電話。固定電話は電話線を引くことが大変。しかし、電波は届くので携帯円輪を使用するようになった。
⑨はじゃがいもとトウモロコシ。稲やりんごが育つ気候ではない。
⑩石造りの家は、前の単元でも学んでいるので、応用です。
⑪は、学校の授業でスペイン語を学んだり、テレビから聞こえる言葉が英語やスペイン語であることから、古くから使われてきた言語が失われつつあることに気づかせたい。
1時間かけて、子どもたちは楽しそうにあーだこーだ言いながら、カードを選んでいました。
今回学んだことは次回、詳しく学習します。
1枚ずつカードをつくるのは非常に大変なので、iPadを使う方法もあります。
これなら印刷やカードを切る手間がいりません。
しかし、個人作業になりがちなので、自分はカードでやっています。