中国の経済成長
「中国の経済成長」
中国はBRICSの1つに数えられているように、経済成長を遂げている国。
簡単なゲームを通して、楽しく中国の経済について学びたい。
その導入です。
・じぇじぇじぇ
・神ってる
・インスタ映える
・そだねー
・ONE TEAM
発問:「これらの共通点は?」
正解は、流行語大賞。
ついでに、生徒たちが生まれた年の流行語大賞をクイズで出すと盛り上がります。
発問「では、2015年の流行語大賞は?」
ほとんどの生徒は答えられない。
正解は、「爆買い」。
ヒントとして、爆買いの写真を提示すると、一斉に答えが出てきます。
発問「中国の爆買い、どう思う?」
色々な意見が出てくるが、半数は批判的。そこで次の説明をする。
実は中国は「爆売り」もしている。
クイズ:「中国が生産台数世界一のものは?」
・カラーテレビ
・パソコン
・DVD
・カーオーディオ
・携帯電話
答えは「すべて」
そして次の説明。
「実は日本も「爆買い」をしている」
えーっ!という反応。
日本は中国から農作物を爆買いしている。
発問:「では、なぜ中国は爆買いするようになったのか?」
シンキングツールの「ウェビング」を使って、思うままに考えを出していく。
問い:「中国が爆買いできるようになったのはなぜだろう?」
しかし、一人でたくさんの考えを出すのは大変。そこで、次の活動。
指示「立ち歩いて、自分の考えを見せ合おう。いいな!と思った考えはもらおう」
生徒たちは一斉に立ち上がって交流を始めます。
意見を出すのが苦しい生徒でも、「友達の意見をもらってもいい」ので、
意見が集まってきます。
ひとしきり、活動が終わったら、今度はシンキングツールの「ダイヤモンドランキング」を使用して、出した意見をランキング化していきます。
個人の答えをクラスで共有するのも良いですね。
〈予想される生徒の答え〉
・経済成長
・安い
・日本製品の質が高い
・近い
・中国で富裕層が増えた
・中国にないものがある
・中国製品への不信感
中国がBRICSに数えられていることを覚えている生徒や、鋭い生徒は、「経済成長」というワードがランキングの上位に来ています。
また、中国の視点だけではなく、日本の視点から考えられているのもおもしろいです。
アジアの学習キーワードは「経済成長」。
では、アジアの中心である中国はどのような発展をとげているのか。
ここから中国の学習に入っていく。
余裕があれば、高層ビルの高さランキング表を見せ、アジアに多くの高層ビルがあることを伝える。
多くの高層ビルは、建てられたのは2000年代に入ってからで、ここからも、アジアが急速に経済成長を遂げていることがうかがえます。
参考文献
続・100万人が受けたい「中国地理」ウソ・ホント?授業 河原和之